富山工業高等学校 土木工学科3年生生徒さんを工事現場にお招きし、実際に稼働している建設現場を見て、体験することで、最新の建設技術や建設業の魅力を伝え、若手の担い手確保を目的に藤川建設と合同で現場見学会を開催しました。
〇日 時 令和元年 5月 9日(木) 1~3時限
〇場 所 神通川・有沢災害復旧工事、神通川・有沢災害復旧その2工事 現場内
〇発 注 者 国土交通省 北陸地方整備局 富山河川国道事務所
見学会では【工事現場見学】 【測量体験】 【重機操作体験】 【木杭打込み・番線縛り体験】 【ドローン操縦体験】 の5ブースを設け、体験して貰いました。
【工事現場見学】 この日行われていた、根固めブロックをクレーンで設置する「根固め工法」と、裏込砕石を敷均し玉石を並べ、石の隙間にコンクリートを詰める「法覆護岸工」などを見学しました。
【測量体験】
「最初は測量。」測量作業をしっかり行わないと、違ったものが出来上がってしまい、工事が最初からやり直しになる、大事な作業であることを伝えました。
【重機操作体験】
遠隔操作で掘削するバックホーを見てもらった後、実際に操作体験をしてもらいました。
【木杭打込み・番線縛り体験】
木杭打込みでは、木杭を固定するのに専用の道具を使って固定し、打ち込み、測量する体験をしてもらいました。
【ドローン操縦体験】
ドローンを使用して測量することで、作業の正確性が向上していることを伝えました。
【終わりに。。。】
この現場は、昨年7月の豪雨で川岸の一部が崩れた箇所の災害復旧工事を行っており、工事の必要性や重要性、建設業の魅力を伝え、若手の担い手確保を目的に見学会を企画しました。
生徒さんから「学校で学んでいることを活かす場所がある事を実感できた。」、「ICT施工が画期的だった。」、「測量の大切さを知った。」など、感想をいただき、一つ一つの作業が工事を進めていくうえで、どれも大切な仕事であること、達成感ややりがいが多くある仕事だと感じて貰え、大変嬉しく思いました。ぜひ、今後の学業に活かし励んで頂ければと思います。
最後になりましたが、現場見学会の実現に向け御尽力頂きました、富山工業高等学校教職員の皆様、誠にありがとうございました。
4月1日、入社式を執り行いました。今年度は工務部に2名、入社致しました。
「全社員であなたを守り、育てます。安心して仕事に打ち込んで下さい。」と、社長が歓迎の挨拶を述べました。
社長による辞令交付が行われ、新入社員を代表して齋藤さんから答辞を受けました。
入社式後、ささやかな昼食会が開かれました。
美味しいお弁当を頂きながら、一人一人自己紹介をして親睦を深めました。
社会人1年生として歩み始めた新入社員。
新入社員を迎え続けれることは、当社にとって大変うれしいことでもあり、また責任を感じるところでもあります。
社会人2~3年生とともに、社員一同、技術者として逞しく成長してくれることを願っております。
平成31年2月21日に行われた”平成30年度 立山砂防関係工事安全施工管理研究発表会”において、橋場洋平さんの「斜面崩壊箇所と土石流発生について」の論文発表が、奨励賞を受賞しました。
真川上流域に二箇所の斜面崩壊箇所を確認し、更なる斜面崩壊により河川の流化が阻害され、出水時に土石流を発生させる恐れがあり、現場から距離が近いため退避する時間を確保できないことから、斜面状況等の状況を常に監視するためのネットワークカメラや斜面センサーの設置の効果について発表しました。
*工事名:H30 真川第3号砂防堰堤工事
*現場代理人・監理技術者:橋場 洋平
担当技術者:野口 雄登
平成31年2月14日に行われた”神通川水系砂防事務所 第20回 工事安全施工管理研究発表会”において、橋本さくらさんの「中尾第4号砂防堰堤改築工事における安全対策について」の論文発表が、奨励賞を受賞しました。
平成30年4月に土木科を卒業し入社した橋本さんが、砂防工事という山間部での工事を行うにあたり、担当した安全活動や作業活動について感じたことを発表しました。
*工事名:平成29年度 中尾第4号砂防堰堤改築工事
*現場代理人・監理技術者:山田 昌文
*担当技術者:橋本 さくら
工事関係者しか入ることができない立山カルデラ内で100年以上行われており、常願寺川下流の富山平野の安心・安全を守るため、今なお残る2億㎥の土砂の発生を抑えることを目的とした立山砂防事務所発注の砂防工事。
普段目にすることができない最前線の工事現場を見て、知ってもらおうと、平成30年8月27日(月)金沢工業大学 環境土木工学科の宮里教授、田中准教授と1年生から院生までの総勢11名の皆様を招き、平成27年に続き2回目となる現場見学会を開催し案内させていただきました。
当日は、朝方まで多少雨が残り天候が危ぶまれましたが、いざカルデラ内に入ると雲が晴れ、「鳶崩れ」もはっきりと見えるほどでした。案内役は前回に続き、午前の部が自身も卒業生である専務の堂口(平成11年卒)と現場代理人の橋場、そして若手技術者の野口です。午後の部は多忙中であるにもかかわらず依頼を快諾いただいた水谷出張所の青木所長様です。
9時に亀谷料金所を出発した一行は、10時ごろに当社が施工する「H30 真川第3号砂防堰堤工事」現場に到着すると、工事説明を受けてさっそく現場へ、施工状況を見学するとともに、自動追尾型の光波測距儀を用いた測量体験や大型重機の操縦体験など、学校ではなかなか手に取ることのできない体験をしていただきました。
その後、当現場従事者と他工事関係者約150名が生活の拠点する水谷平の宿舎へ移動し、昼食と散策。
午後からは、立山カルデラと立山砂防の歴史や、日本一の落差を誇り国の重要文化財にも指定されている「白岩砂防堰堤」、先人たちの努力が実り「緑」が復活したことを間近で見れる「六九谷展望台」、雲もなく「鳶崩れ」がはっきり見えた「多枝原展望台」、昭和の戦後まで利用されていたことを思わせる「立山温泉跡地」を青木出張所長に現地にて説明していただきました。
限られた時間ではありましたが、参加した学生方々からは「貴重な体験ができた。」や「普段の生活の中で砂防というものを意識することはあまりないが、知らないところで大変な工事が行なわれていることが分かった。」などの感想がありました。
今回参加された学生の皆様が、就職という人生の大きな岐路に立った時、今回の現場見学会で感じた砂防工事の大切さとダイナミックさ、面白さを思い出していただき、将来の建設業を担う土木技術者となって飛躍されることを願っております。
最後になりましたが、早い段階から見学開催に向けて打合せをさせていただきました宮里教授、ご多忙中にもかかわらず長時間にわたり案内してくださいました青木出張所長様に、この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
平成30年7月の豪雨に伴う出水で被災した「神通川堤防緊急復旧工事」に対して、弊社含め11社が北陸地方整備局 富山河川国道事務所長さまより、感謝状をいただきました。
7月5日から6日にかけての雨量により神通川の富山市葛原地先(大沢野大橋上流左岸)において、堤防断面が約100m欠損した豪雨災害。
24時間体制で根固めブロックの投入、袋詰玉石投入、堤防復旧盛土などの作業にて早期復旧を行ったことに対して、感謝状が贈呈されました。
建設業の使命である災害復旧活動に対して感謝状を受けることは大変光栄なことであり、地域に密着した建設企業として、地域社会に今後も貢献してまいります。
平成30年7月23日、平成30年度富山河川国道事務所 国土交通事業関係功労者等表彰式において、「神通川・鵜坂護岸その6工事」が優良工事表彰を受賞しました。
この工事は、当社が初めて現場見学会を行い、担当技術者にその年新卒採用した18才の若手技術者を配置し、工事のホームページを開設する等、初めての試みが多い現場でした。ホームページ内の「新入社員のつぶやき」は、社内外問わず好評でしたし、当社の試みが評価され、受賞に繋がったこと、社員一同大変喜んでおります。