(北日本新聞 平成29年7月30日 抜粋)
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総合建設業の高田組(富山市宝町、高田均社長)は、現在、富山市総曲輪の市民プラザ周辺で下水道の布設工事を担当している。既存の下水管を新しいものに取り換える工事で、昨秋に始まった。来月中の完了に向けて作業は最終段階に入っている。街なかでの工事であり、住民の暮らしや事業所の業務に大きな支障がないように配慮しなければならない。工事中でも普段通りに下水が共用できるよう、仮配管を布設しながら進める工法が採られている。
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〇通行の確保などに配慮〇
課題は歩行者や車の通行を確保することだった。下水管が道の中央に埋設されているため、通行止めにしなければ工事ができない個所が多かった。また、対象区域では旧総曲輪小学校跡地に複合ビル「総曲輪レガートスクエア」(今年3月完成)の建設が行われており、関連車両が頻繁に出入りしていた。これら付近一体の交通事情を考えて計画を立て、慎重に進めた。
現場監督を務めるのは工務部の北山達生さん。「地域には病院や商業店舗などもある。個別に訪問して工事の内容や計画を説明し、みなさんの理解を得ながら進めることが最も重要でした」と着任当初を振り返った。
〇子育て世代が主力〇
北山さんの楽しみは4歳の娘と遊ぶこと。「一緒によく公園に出掛けます。休日は『どこかに遊びに行こう』と朝からせがまれる」と目を細める。「わたしが遊び相手になっていれば妻も自由な時間がつくりやすい。少しホッとしてもらえたらよいですね」と話した。
高田組には北山さんのように幼い子をもつ世代の技術者が多い。このため、働きやすい環境づくりに力を入れ、「元気とやま 子育て応援企業」にも登録している。妻の出産前後に有給休暇を取っていた慣習を「父親休暇」として制度化するなど、中小企業ならでは社員同士の助け合いを会社がさらに後押しているのが特長だ。
「人は会社の宝であり、未来です」が同社のモットー。近年は若手の育成に注力しており、今春は県内の高校から3人の新卒者を雇用した。資格取得を支援しながら次の世代を担う技術者を育てていく。
建設業の魅力・建設業の役割を理解してもらい、一人でも多くの若者が建設業に携わって欲しい。と、毎年、高校生のインターンシップを受け入れしています。
今年は、平成29年7月10日~12日にかけて、高岡工芸高等学校 環境土木科の生徒さん2名を受け入れました。
【1日目】
・土木についてのオリエンテーション
・測量実習
【2日目】
・H29 真川第3号砂防堰堤工事 現場見学
☆真川作業所では、卒業生でもある先輩技術者2人から、工事概要の説明と、レイタンス処理のやり方を教わりました。
【3日目】
・片掛橋下部外工事 現場見学
今年の現場実習は、土木についてのオリエンテーション・測量実習はもちろん、4月に入社し工務部に配属された3名(高卒)がいる現場に見学に行き、話する機会を作りました。
職場における熱中症で亡くなる人は毎年全国で10人以上にのぼり、4日以上仕事を休む人は400人を超えています。
気象庁が発表している「全国3カ月予報(3月から8月まで)」によると、今年の6月~8月は、全国的に暖かい空気に覆われやすく、盛夏期には太平洋高気圧が本州付近に張り出しやすいことから、全国的に気温が高くなると見込まれています。
熱中症対策として、熱中症キット1式と、暑さ指数把握のための「熱中症計」「熱中症予防標識」と、水分・塩分摂取のため「塩タブレット」「アクエリアスゼロ500ml」を各現場に支給しました。
~~各現場の熱中症対策を紹介します~~
☆真川作業所より
(熱中症計を見て、熱中症予防標識を「注意」に変えました。)
(現場に冷やした飲料を常備しています。)