ふだんあまり目にすることがない砂防工事現場を見学し、実体験することで、建設業の魅力・建設業の役割を理解してもらい、一人でも多くの若者が建設業に携わって欲しい。と、願いを込め、現場見学会を行いました。
平成27年9月14日、金沢工業大学 宮里教授と、環境・建築学部 環境土木工学科の皆さんを、堂口専務(平成11年金工大卒)が立山カルデラにご案内致しました。
【日程】
10:30 亀谷料金所集合・出発
11:30 当社施工の真川砂防堰堤工事現場に到着。
現場代理人 野原(平成24年金工大卒)から、工事の説明がありました。
13:00~13:30 立山砂防事務所 水谷出張所長様から、立山カルデラからの土砂流出を防ぐために造られた湯川流域、白岩砂防堰堤の重量性・歴史的価値について教わりました。
13:45~14:15 丸新志鷹建設㈱施工の砂防堰堤工事を見学し、コンクリート打設を体験させて頂きました。
14:25~14:40 新栄建設㈱施工の法面工事を見学し、危険性と重要性を教えて頂きました。
15:10~15:30 ダイチ㈱施工の落石対策工事を見学し、リングネットのしくみを教えて頂きました。
17:00 亀谷料金所到着・解散
☆現場見学会を終えて☆
3月から企画していた今回の現場見学会。
当日は天候にも恵まれ、無事開催することができて、関係者一同ホッとしています。
参加して頂いた学生から、「貴重な体験ができ、今後の人生設計に役立てたい。」、「本でしか見たことの無かった立山砂防の施設を間近で見れて、感動した。」等のご感想を頂き、企画した私といたしましても、現場を体感したことで、建設業の仕事ややりがいについてイメージすることができ、『やって良かった』と思いました。
最後になりましたが、現場見学会の実現に向け御尽力頂きました、金沢工業大学の宮里様、福光様、宮村様、誠にありがとうございます。
また、御多忙の中、施設説明をして頂いた水谷出張所 大井所長様、現場体験・説明をして頂いた、丸新志鷹建設㈱の笹岡様、村山様、新栄建設㈱の唐島田様、ダイチ㈱の女川様、誠にありがとうございます。
この場を借りて御礼申し上げます。
平成27年7月15日、北陸地方整備局において『国土交通事業関係功労者等表彰式』が執り行われました。良質な社会資本整備、建設技術の向上及び円滑に事業を推進するために、北陸地方整備局の発注した工事及び委託業務等について、その施工又は成果が優秀で他の模範となる者を表彰しています。
当社は、『岩坪谷第5号砂防堰堤その3工事』で、優良工事局長表彰と優良建設技術者(竹田 淳)を受賞しました。神通川水系平湯川の右支川岩坪谷最上流において砂防堰堤を新設する工事で、現場は焼岳による火山性の土砂が厚く堆積し、地質は脆弱で荒廃も激しいため、土石流の多い渓流でした。現場への工事用道路は、地権者及び近接工事でも使用しており、通行調整などが必要であり、また、当該施工箇所は中部山岳国立公園内にあり、周辺環境との調和・保護等の環境保全対策も必要でした。
このような施工上の制約のもと、渓流内での作業を減らすための工夫や、クレーン作業時の安全対策、日常的な工事用道路の維持管理や近接工事との連絡調整を密に行う等、適切な施工管理と公衆災害防止に努めたことと、環境対策として発電機の油流出防止対策を行うとともに、重機や発電機に燃焼促進剤を使用し排出ガスの抑制に努め、効率的で安全な施工により無事故で工事を完了し、良質な目的物を完成させたことが、評価されました。
新春を迎え、謹んで新年のお慶びを申し上げます。旧年中は格別のお引き立てを賜り厚く御礼申し上げます。東日本大震災及び福島原発事故被災地の一日も早い復興と、被災された皆様の健康を心より願っております。
まだまだ建設業界が深刻な状態の中、当社の理念である「堅実・正確・創意」をモットーとして無災害を目指し、辰年にあやかり上昇気流に乗り、良き一年を迎えたいと思っております。
今年も格段のご支援を賜りますようお願い申し上げます。さて、昨年から新卒採用(技術系)の募集を始めました。詳細については、ホームページ内の採用情報をご覧ください。多数のご応募をお待ちしております。
現在、社長という立場にありますが、私は大学を卒業後、土木施工管理技士として、道路・橋・河川・下水道・公園・砂防ダムなどを造ってきました。どれもみなさんが暮らしていくためには、なくてはならないものばかりです。
いつも通っている橋も、橋を造る人がいるからこそ渡れるのです。
建設という仕事は、人々を災害から守り、安心して暮らしていくために大変重要な役割を果たしています。自然の猛威の前には、なすすべのない時もありますが、建設は自然と一体になれる人間らしさを発揮できる、やりがいのある仕事です。
みなさんも知っている万里の長城やピラミッドも古代の建造物であり、何千年を経た今も変わらぬ姿で残っているように、日本の国土を建設という仕事をとおして守っていけたらと、願っています。